いわき菌床椎茸組合

「いわきゴールドしいたけ」は、自然豊かないわき市渡辺町でシイタケを生産しています。芳醇な香りと瑞々しくなめらかな食感のシイタケは、旨みがしっかりと凝縮されていて、首都圏でも定評。焼酎やうどん、レトルト食品など、今までにない商品開発を行い、シイタケの可能性を広げるための挑戦を続けています。シイタケ生産の徹底したこだわりや商品への想いを専務・松本正美さんに伺ってきました。

 

風評被害を払拭し、安全で美味しいシイタケを

 

福島県は広葉樹資源が豊富で、全国でも有数のシイタケ原木生産地でした。その地域特性を生かして2008年に設立されたのが「農事組合法人いわき菌床椎茸組合」です。最新最鋭の設備で、菌床作りから出荷まで一貫生産。高品質なシイタケの栽培を実現した矢先に起きたのが東日本大震災でした。

 

 

幸いにも施設には大きな被害はなかったものの、その後の風評被害で取引先から納品を断られ、一切の出荷停止。
「独自の放射線量検査に加え、行政機関の充実した検査体制のもと安全なシイタケを生産することで、徐々に信頼を回復していきました。」と松本さん。

 

 

シイタケの魅力を発信する6次化商品

 

しかし、「福島県産」というだけで価格は震災前の約半分に。現状のままではいけないと、シイタケを使った新商品の開発へと取り組むようになったのだそうです。そこから、県内の老舗蔵元の協力を得て、何度も試作を繰り返し、苦労の末に誕生したのが「いわきゴールド椎茸焼酎」です。
その他にも、うどんやそうめん、乾燥椎茸など、生産から加工、販売までを一貫して行う6次化商品のラインナップを豊富に揃えました。「今後は色々な企業とコラボ商品にも力を入れて行く予定です。」と松本さん。

 

 

 「いわきゴールドしいたけ」は、おがくずなどの木質基材に栄養源を混ぜた培地に菌を植え付け、徹底した室内管理をした菌床栽培で作られます。きのこの栽培環境に重要な「光」「温湿度」「二酸化炭素」を調整しながら、菌床づくりから出荷までの全工程に細心の注意を払い、たっぷりの愛情をかけて作られて旨みが凝縮された「いわきゴールド椎茸」が育つのです。こだわりのシイタケを加工して作られた「いわきゴールド椎茸」自慢の商品をぜひご家庭でご賞味ください。

 

 

店舗情報

 

会社名 農事組合法人いわき菌床椎茸組合
住所 福島県いわき市渡辺町泉田字花立67-1
TEL 0246-56-0141
代表者  渡部明雄

 

販売店

 

いわき市内スーパー各店、ほるる売店、他