たふぃあ

「たふぃあ」は、100%国産・無農薬栽培にこだわったお米を使い、米粉食品の開発・販売を行っています。モチモチの米粉麺は、イタリアンにも中華にもアレンジができ、海外でも人気に。「おいしいお米を食べてほしい」という一途な想いからできた商品への想いを代表・田中順子さんに伺ってきました。

 

病弱だった幼少期を救ってくれた米作り

 

子どもの頃からとても体が弱かったという田中さん。高校も体の不調から卒業が叶わなかったそうです。その時に、田中さんの救いとなったのが米作りでした。
「うちは農家ではなかったんですが、父が米作りに興味があって家族で始めました。小高い丘の海が見える場所で、米作りをしていると清々しくて、手伝ううちにみるみる元気になれたんです。」農業を仕事にしていきたいという夢ができ、大検を取り短大へ進学。卒業後は、家業の手伝いをしながら米作りに励んだそうです。

 

 

「手作りした天然の肥料と、農薬を使わずに木酢液を使って丁寧にお米を育てています。すごく美味しいんですよ!でも農家ではないため、せっかく美味しいお米を作れても販売をするのがすごく大変だったんです。」消費の出口をしっかり作らなければいけないと思った田中さんは、米を使った加工品の勉強を始めました。

 

美味しいお米をたくさんの人に食べてほしいから

 

「私は米作りの人間なので、最初は米粉に対して「なんで美味しいお米をわざわざすり潰すの?」と抵抗感がすごくありました」と話す田中さんですが、加工の勉強を重ねるうちに出会った米粉の美味しさに感動し、米粉に対する意識が変わったのだそうです。低下する米の消費拡大を目指し、本格的に加工品開発に取り組みました。


加工して粉にすると言っても、味の決め手はお米の良さ。たふぃあでは、しっかりと育てたいわき産コシヒカリを使用しているため、お米のほのかな甘みが感じられる商品になるのだそう。

 

 

また、海外ではグルテンフリーを求める傾向が強まっています。米粉商品の需要も高くなり、海外へ輸出をするようにもなりました。「和風だしカレールゥ」、「ハヤシライスルゥ」、「いわきねぎ塩焼きそば」など、いわき産のコシヒカリを使った商品は、アメリカ、オーストラリア、フランス、オランダ、スペインでも販売され好評を博しています。現地で着物を着ての試食販売は好評で、毎回完売してしまうのだとか。

 


また、衆議院第1別館地下食堂に「おむすび処 笑いーと」を出店しています。ふっくらとしたお米のおにぎりは、忙しい議員さんたちのお腹を満たし好評なのだとか。
「一般の方はなかなか来られない場所なのですが、全国の議員さんから「福島のお米は美味しいね」と声をかけられることが嬉しいですね。」と田中さん。

 

 

「美味しいから」で選ばれる米粉商品を

 

「「米粉」と聞くと、アレルギー対策の食品というイメージを持つ方がまだまだ多いです。もちろん、アレルギーの方に喜んでもらえることは嬉しいのですが、「美味しいから」という理由で選んでもらえるようにしていきたいです。」
やりたいことのまだ10分の1もできていないという田中さんは、今後、米粉を使ったパンやお菓子も展開していきたいと想いを語ってくれました。

 

ウェブサイトでは米粉麺レシピも公開されています。電子レンジで温めるだけの簡単レシピやアレンジは必見!保存料無添加、いわき産コシヒカリから作った「たふぃあ」の米粉商品をぜひご家庭でお楽しみください。

 

店舗情報

 

会社名 株式会社たふぃあ
住所 福島県いわき市好間町上好間字大畑100
TEL 0246-68-8591
代表者  田中順子

 

販売店

 

いわき市内スーパー、ほるる売店、他