丸市屋

創業元治元年(1864年)。「丸市屋」は福島県いわき市で海産物加工品の製造販売を営む老舗店。新鮮な海産物を厳選し、素材を活かした様々なオリジナル商品を作り上げてきました。いわきでは大切な人へ贈るために、贈答用として選ばれる方も多く、確かな品質のブランド店として信頼あるお店です。老舗としての「誇り」と老舗におごることなく続ける「挑戦」、商品やお客様にかける想いを8代目志賀理泰さんに伺ってきました。

 

「老舗は常に新しい」をモットーに

 

黒潮と親潮が交わる「潮目の海」があるいわき市は、さまざまな海産物に恵まれ、昔から海産物を美味しく食べるために工夫が施されてきました。「丸市屋」は、新鮮な海産物の中でもより良いものを厳選して、干物やつくだ煮、粕漬けなど幅広い商品を独自の加工で作り上げています。名物の「うにの貝焼き」は、うにの旬な6月~8月にかけての季節商品で、食生活ジャーナリストの岸朝子さんを虜にした逸品です。

 

 

丸市屋140周年、34歳の時に店を継いだ8代目の志賀理泰さん。「老舗は常に新しい」をモットーに、伝統を守りながら常に新しく挑戦することを大切にされているそうです。 「どの時代でも常に「今」を大切にして歩んできたから、150年という年月を積み重ねてこられたんだと思います。店は骨董品じゃないので、古い方が良いというわけじゃないですもんね。時代の移り変わりと共に、常に「どんなことをしたらお客さんが喜んでくれるだろう」と考えて、新しいアイデアを出していきたいです。」

 

 

専門店ならではのおもてなしを

 

また、丸市屋のこだわりは商品だけに限りません。お客様が気持ちよくお買い物ができるよう、店のディスプレイや接客まできめ細やかな心配りを大切にされているのだそう。

 

 

「私たちは、ただ物を売るだけではなくて、そこに想いや優しさ、文化を乗せています。どんなに真面目に真摯になって商品を作っても、渡す人がでたらめに包んで渡したら味は落ちてしまうんです。お渡しする時には、お客様が家に帰って開けてくれるまでを想像して、祈るような気持ちでお包みしています。一番大切にしていることは、良い商品に「おもてなし」を加えることですね。」

 

 

バラエティーに富んだ豊富な品揃え

 

丸市屋には宝石のような美しいギフトから珍味までバラエティー豊かな商品が並びます。 「胡桃じゃこ」は、じゃこに箸を入れるとホロッと柔らかく解れ、胡桃との相性も良く、口の中では噛むほどに旨味が広がります。上品で絶妙な味が、ご飯にも、お茶請けにも、おつまみにも合う逸品です。「クランベリーくるみの佃煮」は、クランベリーの甘酸っぱい爽やかな酸味と丁寧に煮詰めたくるみが合う新感覚の佃煮でおやつにもぴったりです。 伝統の製法と真心が込められた丸市屋の商品を、ぜひご賞味ください。

 

店舗情報

 

会社名 株式会社 丸市屋
住所 【四町目店】福島県いわき市平字四町目4
TEL 0246-22-0182
営業時間 8:30~17:15
定休日 日曜日
代表者  志賀理泰

 

販売店

 

丸市屋四町目店、小島店、泉店、イオンいわき店、エブリア店、ほるる売店