魚をモチーフにした七輪陶芸や消しゴムハンコなどを作る「工房光」。自宅脇の小さな工房には、水彩画や切り絵など、ジャンルにとらわれずに創造した作品がズラリと並んでいました。
一冊の本との出会いから工房立ち上げへ
工房光で日々作品を生み出している萩原光明さん。サラリーマン時代から、何か手に職とまでは行かなくても独立できる技術が欲しいと考えていたそうです。「45歳くらいから考えていました。このままサラリーマン人生だけで終わるのは嫌だと思って行動したのがきっかけでしたね。」そんな時に出会ったのが、七輪陶芸の本でした。
手軽に始められる七輪陶芸に魅せられ、独学で勉強を開始。その後、陶芸教室に通うなどして、55歳で早期退職。工房光を立ち上げました。
いわきらしい魚モチーフの陶器が人気
美術の経験はないという荻原さんですが、手先の器用さで、けしごむハンコやちぎり絵、ガラス絵などを習得。公民館やイベントなどで講座を持ち、多くの人にハンドクラフトの楽しさを伝える活動にも積極的です。
元々、釣りが趣味だったことから、七輪陶器では魚モチーフの作品が多くあります。味のある魚モチーフの陶器は、2008年いわきお土産コンクール工芸品部門で優秀賞を受賞。海の幸が豊かないわきらしさもあり、アクアマリンふくしまでお土産として取り扱かっています。温かさと味のある陶器の箸置きは、遠方から来たお客さんにも人気です。
自分のスタイルを貫く作品作り
「一つのことを根詰めてやると気が滅入っちゃうでしょ。だから色んな作品を作って楽しむようにしています。自分のスタイルを貫くことが長く続く秘訣かな」と荻原さん。
こらからは、水彩画にチャレンジしていきたいそう。工房には、様々なジャンルのたくさんの作品が溢れていました。今後もどんな作品が新しく生まれるのか楽しみですね。
店舗情報
会社名 | 工房光 |
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住所 | 福島県いわき市中央台鹿島3-45-12 |
TEL | 0246-31-0708 |
代表者 | 萩原光明 |
販売店
アクアマリンふくしま、ほるる売店