木下醸造元

大正12年創業の木下醸造元。いわき市神谷の小さな蔵元で、家族代々受け継いできた昔ながらの製法で、味噌と醤油を製造しています。毎日食べるものだからこそ、体にいいものにこだわり、手間暇をかける。時代が変化しても、一途に「昔ながら」にこだわり続ける信念を木下醸造元4代目の木下庄助さんに伺ってきました。

 

昔ながらの製法が一番美味い

 

木下醸造元の味噌は大豆と米と塩以外の余計なものは一切使わず、作られています。「今では珍しいのかもしれませんが、結局昔ながらのやり方が一番美味しくなるんだよね。」と木下さん。「最近では、添加物により発酵を進めた即席味噌なんかの方が多いけど、旨味が少ない分どうしても味噌を多く使わなければならなくなっちゃうの。いかに減塩と言っても、たくさん使ったら意味がないでしょ?うちのは、みそ汁を作る時も少し入れれば、しっかりとした風味が出るんだよ」天然醸造で一年間寝かせることにより、塩気がなめらかになり、じっくりと熟成するため、旨味が出て味噌そのものの味が濃くなるのだそうです。

 

 

毎日食べるものだからこそ「安心安全」な素材で

 

木下醸造元では厳選された良質な国産大豆だけを使用しています。「一度、問屋さんから単価の安い外国の豆をもらって倉庫に置いたままになってしまったんだけど、そのまんまなの。国産だったら、カビは生えるし虫が付く、ネズミが食べに来るんだけど、虫も寄らないほどの薬品が使われているのかなと思ったんだよね。そんな経験から、値段が倍になったとしても安心して食べられる国産大豆にこだわっていきたいと思っています」
毎日食べるものだからこそ「安全安心」なものを作らなければいけない。天然の素材だけにこだわるのは、食の安全を第一に考えているからこそなのだそうです。手間と時間を惜しみなくかけ、素材の良さを十分に引き出された味噌は、香り豊かでどこか懐かしい味わいです。

 

 


刺身や寿司にも合う「かつお本だし」

 

味噌・醤油の他にもおすすめなのが「かつお本だし」です。樽で一年間じっくりと熟成させた醤油に本鰹節を削り入れ、さっと煮込んで仕上げた「かつお本だし」は、鰹節の香りがフワッと広がり、さっぱりとした味わい。刺身や寿司、煮物や炊き込みご飯、お吸い物などにも合う万能調味料です。
本物の鰹の風味と醤油の旨味が詰まった「かつお本だし」を調味料のラインナップへぜひ加えてみてください。きっと食卓がより豊かなものになるはずですよ。

 

店舗情報

 



会社名 合資会社 木下醸造元
住所 福島県いわき市平下神谷字西大苗代50
TEL 0246-34-3082
代表者  木下庄助

 

販売店

 

ほるる、他